コタツ駅伝で冷え知らずのランニング
お正月といえば、コタツにみかんに箱根駅伝です。 箱根駅伝…絶対寒いですよね。憧れはあっても寒いなか走るのはしんどそうです。 日本の伝統的暖房設備コタツで、ぬくぬくと箱根駅伝を走ることはできないのか。考えてみました。
コタツじゃそもそも走れないじゃないか!
「コタツでは走れない」それを言ってしまったらこの企画はおしまいです。 無理だったことを可能にしてきたからこそ、現代の最新技術がある… 私にだって考えつけるはずです。コタツのなかで走る方法を…!
走るためには足を動かす必要がありますが、こたつのなかでは無理です。 ここで逆の発想。足を動かさずに走ることを考えましょう。
年末年始は、家でだらだらできる数少ない休みなのです。 こんな無謀なテーマを考えていたら、そりゃ眠くもなります。
代わりに走ってもらう
自分の足を使うことはあきらめましょう。 彼に走ってもらうのです。
そう、脚はコタツのなかでも、手はフリーなのです。 私の手が走る=私が走る。この方程式になにか間違いはありますか?
走行手段が確保できました。 あとは雰囲気を出すため、ユニフォームを着せます。
箱根駅伝、スタート
選手の紹介が済んだところで、コタツ駅伝スタートです。 今回の検証では山の神ならぬコタツの神になるため5区を走りたいのですが、駅伝スタート前の緊張感、ロケットスタートを決める爽快感を味わいたく、1区のスタートだけ体験したいと思います。
後ろが霞むほどのスタートダッシュを決めました。(絵面的に) 新年一発目にこれほど爽快な走りを決められたら、その年は間違いなくいい年ですね。
タスキリレー
無事にスタートを切り、4区の選手から私が走る5区へタスキをつなぎます。
給水タイム
走っているのがリトル毎川とはいえ、空気も乾燥していますし、のどが乾いてきました。 長距離走の重要なポイントの一つである、給水に挑戦します。
リトル毎川に口はありません。私が飲まざるを得ないですね。 無事に給水が完了し、5区も佳境にはいっていきます。
沿道の応援
箱根駅伝では山を下り終えると、たくさんの応援の人々が選手たちを待っています。
駅伝の盛り上がりは沿道の応援があってこそです。 たとえコタツのなかでも、応援の有無で気持ちが変わってきます。
声援を受け、往路も残すところあとわずか。 ここでラストスパートをしかけます。
定番のアレでギアチェンジ
ラストスパートへのギアチェンジといえば誰もがご存知の「サングラス投げ捨て」。 サングラスかけたままのゴールは許されない、そんな雰囲気すら感じます。 長距離走の憧れであるこの行為も、コタツ駅伝で再現可能です。
追い上げてきたアイツ
スパートをかけ始めたその時。 ぶっちぎりだったはずのニフティ大学に追手が現れます。
ゴール直前の攻防は駅伝最大の盛り上がりを見せるところ。 まさかコタツ駅伝でもあの攻防が見られるとは!
コタツの神へインタビュー
本格的に走る前にコタツ駅伝のよさを伝えようとポイントを押さえましたが、すでにしんどいです。 指を使うため、手の甲や前腕部分もつらいですが、なにより肩をおかしくしています。 テーブルに人差し指と中指を垂直に立ててみてください。気持ちがわかってもらえると思います。 ということで、5区をまともに走ることができず、コタツ駅伝は終えることとなりました。
暖房がきいたスポーツクラブで走ればいい
寒いのが嫌だけど、運動はすべき。その考えをもとにコタツで駅伝に挑戦しましたが、スポーツクラブに行けば、暖房がきいた暖かい部屋でランニングできます。 そう、コタツで走るなんて発想をする前に、スポーツクラブへ行けばいいのです。 スポーツクラブに行くまでが寒い? 駅伝選手は何十キロの道のりを走るため何百キロも走り、レギュラー争いに勝ち、弱い自分にも勝ち、寒さに負けず走っているのです。そう考えればきっとスポーツクラブまで、ほいっと行けるはずです!