生き物を観察して現代にあったヨガをつくる
ヨガ素人の私には、ヨガのポーズをとることでどんな効果があるのかわかりません。 しかし何も知らない私が考えるからこそ、意外なヨガの力を引き出すことができるかもしれません。 今回は動物の動きを参考に、オリジナルヨガを考案します。
ヨガを体験しておく
新しいヨガをつくるうえで、従来のヨガを一応経験しておきましょう。 これはヨガを学ぶためではありません、ヨガを超えるために経験するのです。
これは「羽を広げたクジャクのポーズ」です。 私だって「羽を広げてるんならせめて足を開脚しろ!」と思っています。 難しそうですが、このハードルは超えておいたほうがよさそうです。
ヨガ、結構大変です。 ここはヨガを超えるというより、誰もが入門しやすい、お手軽なヨガを開発することにします。
身近な生き物を観察してヨガをつくる
ヨガのポーズというとヨガ発祥当時のすっごい昔の生き物を観察したはずです。 現代になって生き物を見る人間の目も、生き物のライフスタイルも変わっているのです。 まずは人間にとって身近な生き物である犬、猫を観察し、現代版のポーズをつくります。
犬のポーズをつくる
お散歩に密着
リードを使って前足に体重を乗せています。 ヨガ発祥当時はおそらくリードは存在しませんので、これは現代の犬ならではの光景です。 このポーズをヨガにしましょう。
命名「友達と会った犬」
人間の体重を支えられるリード的なもの…思い浮かびませんでした。だいぶ力技になっています。 左右のバランスが悪いと、ガッツリと筋肉で支えることになるので、姿勢が悪い人ほどつらいです。 重心のコントロールを意識して取り組むとよいでしょう。
猫のポーズをつくる
猫のポーズもヨガには存在しています。
キャットファイトに密着
最初のポーズから一瞬にして急発進、方向転換をおこなっています。 クラウチングスタートの姿勢から真横に飛べと言われて人間はできるでしょうか。 これこそが猫の身体能力、狩猟本能です。この感覚を呼び戻すヨガをつくります。
「スタートダッシュの猫のポーズ」
ヨガは基本、素早い動きはしません。 そんななかで猫の素早い動きを表現したかったのですが… どうも見た感じの動きが少ない、地味なヨガになりました。
存在しない生き物からヨガを生み出す
もっと派手さと未来感を出すためには、到底ヨガと縁がない生物を選ぶ必要がありそうです。 今現在でも現実に存在しない生き物であれば、とんでもないオリジナリティを発揮できるはずです。
いうまでもありませんが、ヨガ発祥時にウルトラマンはいません。 手から光線を出す、宇宙に生き物がいる… このあたりの想像ができる人は当時、ほんの一握りだったと思われます。 現代だからこそ生み出せるヨガとしてもっともふさわしい存在といえるでしょう。
ウルトラ・ヨガ
コツは前半で背筋を伸ばし、光線を出すところで一気にリラックスすることです。 上記内容を左右反転してもう1セット、あわせて3分で終わらせられたら最高に気持ちいいです。
手軽にできるヨガは地味
空想世界の生き物を観察してみても地味。ヨガ云々ではなく私のセンスの問題な気がしてきました。 うすうす感じていましたが、ヨガができないのに、新しいヨガをつくろうとしても無理なのです。 長い歴史に培われてきたヨガ。その重厚さにぶち当たり、私の野望を打ち砕く検証結果となりました。
ヨガは基本が大事
オリジナルのヨガをつくるには、基本を押さえることがとても重要だと痛感しました。 スポーツクラブでもヨガ教室を開催しているところはたくさんあります。 今回様々なポーズを検証しましたが、すごく気持ちよかったです。いいものだなぁと思いました。 個人的に研究を重ね、楽しみながらリベンジしたいと思います。