蒸れる夏! 蒸れないランニングスタイルを探る
暑い夏がやってきた。それはイコール蒸れる夏でもある。暑いとズボンの中が蒸れるのだ。健康のために走っていてもズボンの中が蒸れる。どうすれば解決するのだろうか。 そこで、一番蒸れにくい、スタイルを探そうと思う。スーツなのか、スカートなのか、ランニングウェアなのか。蒸れない夏を目指したいと思う。
蒸れたくない
この季節は毎日、太陽が朝から全力で降り注いでいる。暑いのだ。地面も火傷するほどの熱を持っている。犬の散歩を日中に行えば、犬は大変なことになるだろう。
気温は35℃、地面は50℃。夏である。涼しいはずがない。我々はこの温度と戦わなければならないのだ。ちなみに犬がどのくらい暑いのか調べてみた。
人間より犬の方が暑いと聞くが、人目線と犬目線で温度を調べると、その差は約2℃。地面に近づくほどに熱いのだ。 つまり人も顔よりもズボンの方が地面に近いので熱いことになる。よって蒸れるのだ。そこで蒸れないスタイルを探そうと思う。
ズボンの中は何度なのか
まずは専門的ではないけれど、ランニングに適した格好での蒸れ具合を調べてみようと思う。調べ方はその格好で5分間走って、走る前と後でどのくらいズボンの中の温度が上がったかである。
走る前の温度は「32.2℃」。ズボン自体が短いので、涼しさがある。問題はズボンの中。暑い中を走るのは何かと危険なので、こまめな水分補給が必要だ。
やはり温度は高くなっていた。その差は「4.5℃」。私が選んだ素材が、テカテカしていて、熱を集めてしまったのかもしれない。かなりの蒸れ具合と言っていかもしれない。スネは涼しくても、股間は蒸れているのだ。
スーツで走る
次はスーツで走ってみようと思う。むかし読んだ、何かの漫画には、砂漠を歩く時は実はスーツがいいと書いてあった。暑そうに見えるけれど、実はそこに涼しさがあるのかもしれない。
先に言っておこう。めちゃくちゃ暑い。黒いスーツというのも、問題かもしれない。また先と違いズボンが長いので、汗でベタベタと足に生地が張り付く。不快な感じだ。
走る前と後の温度差は「2.5℃」。先と比べると実はスーツの方が涼しいことがわかる。体感温度としては熱くなっているけれど、我らの大敵、蒸れは回避できているのかもしれない。
女子高生は蒸れるのか
次はスカートが蒸れるのか実験したいと思う。スカートは一見、涼しく見えるけれど、熱くなったアスファルトの熱がスカートの中にとどまり、実は蒸れるのではないか、と思うのだ。
本当の女子高生をアサインできなかたので、男である私が女子高生になることにした。一部では女子高生のことを「JK」と呼ぶ。奇跡的に私の名前は「じぬしけいすけ」で、イニシャルがJKなので、問題ないはずだ。
走り終わって温度を調べると、温度差は「3.4℃」。スーツよりも実は蒸れていることがわかる。女子高生はよく数人で群れているが、スカートも蒸れているのだ。体感としては足が出ていて、涼しかったが、蒸れは嘘をつかないのだ。
農作業の温度は
暑い中で農作業をする人をすごいと思う。実はその格好に秘密があるのではないか、と考えた。あの格好こそが蒸れない格好なのではないだろうか。農業が始まって以来の蒸れない知恵があるはずなのだ。
モンペに麦わら帽子。この格好をした途端に思うのは、「涼しいぞ」である。モンペがとにかく涼しいのだ。風通しのよい縁側のような快適さがある。蒸れというものを体感としても感じないのだ。
温度差は「1.7℃」。今までに比べると素晴らしく涼しい。先までは温度としては低くても、体感温度が熱かったりしていたが、農家の格好は体感温度も涼しいし、数字も低い。これが正解の格好なのではないだろうか。
ランニングは農家で!
蒸れを逃れるためにいろいろな格好で走ってみたが、一番涼しかったのは「農家の格好」だった。ジーンズもやったけれど、2.3℃アップしていたので、農家の格好ほど涼しくはなかった。今後はランニングをするときは、ぜひモンペを履いてほしい。これが答えだ!