ほぼ寒天だけダイエットで痩せる
ダイエットをするには食事制限をするか、体を動かすか、あるいはその両方を行う必要がある。健康的なダイエットには、その両方だとは思うけれど、この寒い時期、体を動かすのはどうも億劫だ。 そこで食事制限だけのダイエットをしてみようと思う。それも「寒天」だけのダイエットだ。寒天はダイエット食の代表とも言える。どのくらい痩せるのだろうか。
人は太る
昔はいくら食べても太らない体質だと思っていた。しかし、年齢を重ねるごとに、食べた分だけ太る。当たり前と言えば、当たり前の体質となったのだ。運動しなければ、どんどんと体重は増えて行くのだ。
では、運動をすればいいと思うだろう。スポーツクラブにでも通えばいいのだ。ただ寒いので通えないのだ。もちろん仕事帰りなどに行く、なら可能だと思うが、私は基本的に自宅で仕事しているので、わざわざ通えないでいる。寒いから。
寒天ダイエット
増え続ける体重をそのままにしておくわけにはいかない。そこで「寒天ダイエット」をすることにした。寒天は海藻によって作られた食べ物で、基本的にカロリーがほぼない。ダイエットには持ってこいなのだ。
ということで、一週間寒天だけを食べるダイエットをしようと思う。きっと痩せるはずだ。寒天で美しく痩せて、この寒い日本に降り立った天使みたいな細身の男になるのだ。顔的に痩せてもそうはならなそうだけれど。
寒天の日々
寒天は基本的にそれだけでは食べにくいので、粉末状の寒天を買い、オレンジジュースなどに入れ、ゼリーにして食べる日々が始まった。取材先などにも持って行って、それを食べる。全ては美しく痩せるためだ。
冬の川がキンキンに冷えていて、そこに入り私はブルブルと震え、プルンプルンの寒天を食べる。寒いのが嫌でスポーツクラブではなく、寒天という道を選んだのに、川に入る仕事。世の中には矛盾といろいろな仕事があるのだ。こんな日々が続いたけれど、やがて寒天に嫌気がさした。
飽きない寒天
プルンプルンの寒天にどうにも飽きが来た。5日もオレンジジュースや、アサイージュース、スポーツ飲料で作った寒天を食べたのだ。もうプルンプルンがダメなのだ。たわわらに実ったグラビアイドルのプルンプルンは嬉しいけれど、寒天はダメなのだ。
長野県に「かんてんぱぱ」という、寒天のトップメーカーがある。寒天のことなら「かんてんぱぱ」なのだ。ここにくれば、今まで食べてきたものと違うタイプの寒天があるのだ、きっと。
今までのように寒天を使いジュースをゼリーにする以外の寒天が存在した。それもたっぷりだ。「寒天雑炊」は、乾燥ごはんを使っているけれど、かんてんぱぱに売っているからセーフ。あと「ほぼ寒天ダイエット」だから、多少はいいのだ。
ダイエットに加速
ちなみにわざわざ長野までかんてんぱぱを買いにいったけれど、キチンと調べると東京にもお店はあったし、ネットでも買えた。体重も減ったとは思うけれど、私のお財布が一番のダイエットをしたと思う。長野まで新幹線で行ったし。
粉末の寒天を使いゼリーにしていた時は、プルンプルンが嫌だったけれど、かんてんぱぱで買ってきた「とろけるプリン」はなめらかで、寒天の感じがしなかった。これなら食べられる。むしろ好物と言ってもいいような美味しさだ。
美味しいのだ、それは間違いないのだ。ただ何だろう、もう無理なのだ。だんだんと苦しくなってくるのだ。だって右を向いても左を向いても寒天ばかりなのだ。どんなに美味しくても、それしか食べなければ飽きる。暗くなってくるのだ。
打ち合わせ中にも、寒天である。「フリスク」的なスースーする食べ物を食べた。こういう普通の寒天では味わえなかった変化球が口の中に幸せをもたらしてくれる。変化のおかげで、寒天ダイエットを続けることができた。
この「メントス」的なやつは、「寒天オリゴ糖」が原材料のメイン。寒天の可能性を感じる。寒天はいまやプルンプルンからの卒業を試みているのだ。そして、私はそれを信じてダイエットをしているのだ。そして、である。痩せたのだ。
約3キロ痩せた
ということで、ほぼ寒天というダイエットを7日間行った。結果は3キロ以上痩せたことになる。苦しいけれど、満腹感がないわけではなく、寒天を食べていて満腹感はある。問題は飽きることだ。やはりスポーツクラブにでも行ってダイエットをするべきなのだろう。もう寒天だけダイエットは無理だ。