タレ味は卒業! 健康で大人なバーベキューはこれだ!
夏のアウトドアと言えばバーベキュー。外で食べるお肉は最高でパクパク! でも、焼肉のタレに飽きて、最後にはげんなり…という経験はありませんか? せっかくのバーベキューが台無しにならないようにしたい! その願望はちょっとした工夫で解決します。焼肉のタレだけで食べるバーベキューはもはや過去のもの。コース料理風に演出するのがイマドキなのです。
時間を有効活用!
まずは前菜から。炭に火を起こして火力が安定するまでの間(まだ肉を焼くには早い状態のとき)を利用しよう! 意外と長いこの時間に2~3品の前菜ができたら場が盛り上がること間違いなしです。 アルミ箔を2重に重ねて深皿を作り、切った夏野菜を入れて塩と胡椒を少々。アルミ箔で蓋をして網の上に置き、待つこと10~15分。夏野菜の蒸し焼きが完成! このままでも十分美味しいですが、お好みでオリーブオイルをかけてもOK! 市販のバーニャカウダソースを持参してディップするのもオススメです。
さらに、カマンベールチーズを横半分に切り、切り口を上にして網の端で温めれば、簡単チーズフォンデュに。先ほどの蒸し野菜や、持参したフランスパンを串に刺してトロトロのチーズをつければ最高のおつまみに。 ここまで来ると、今までは焦げて肩身の狭い思いをしていた野菜達も一気に主役級です! 不足しがちな野菜も摂れる上、先に野菜を食べておくことで肉の食べ過ぎ予防にもなりますよ。
火力も雰囲気も盛り上がってきたところでメイン!
前菜で盛り上がっている間に火力も安定。メインを調理するベストタイミングになります。いつもよりちょっぴりいいお肉を炭火で焼いて、岩塩とブラックペッパーで味付けすれば悶絶もの。 それ以外に、魚介類も用意しておくと完璧! アルミホイルを2枚重ねて、サーモンとキノコ類をのせて白ワインを振り、バターをのせたらアルミホイルで包んで網の上へ。サーモンに火が通ったら、市販のトマトソースをつけていただきましょう。
現地までの移動時間は漬け込み時間
朝余裕があれば、家でタンドリーチキンを仕込んでから出かけましょう。ジッパー付きの袋に、ヨーグルト、パプリカパウダー、カレー粉、塩、すりおろしたニンニクと生姜を入れた調味液にカットした鶏もも肉を漬けこんで。あとは現地ではこれを焼くだけです! ヨーグルトがお肉を柔らかくしてくれます。
コースにはデザートがつきもの
メインのあとはやはりデザートでしめくくりたいですよね。簡単なものなら焼きバナナがおすすめです。バナナを網の上で皮が黒くなるまで焼き、焼けたら片面だけ皮をむいてシナモンシュガーをかけます。焼くことで甘味が増して、びっくりするほど甘熟感を味わえますよ! お好みで市販のキャラメルソースやメープルシロップをかけても美味しいです。
コース料理風に食べるのは意外なメリットも!
前菜に出される野菜は良く噛んで食べるものが多いので、満腹中枢が刺激され比較的早い段階で満腹感が出て食べ過ぎ予防になります。また、野菜に多く含まれる食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑え、結果的に体に脂肪を溜めないようにする働きも! このように、コース料理の食べ方は体に嬉しい食べ方なんです! 肉ばかりになりがちなバーベキューも、少しの工夫で健康的なランチに早変わりです。
めざせ!またやりたいバーベキュー
バーベキューは炭で食材を美味しくする調理法。食材の持ち味が存分に引き出されているにも関わらず、全部が「焼肉のたれ味」では勿体無い! 味に飽きたなぁ…と後味が悪いバーベキューはもう終わりにしましょう! 美味しい料理に心が満たされ、健康的な食べ順で体も満たされ、「あぁ、満足!」というバーベキューに必要なのは、ほんの少しの工夫だけなのです。