イチゴ以外のクリスマスケーキのススメ
12月のイベントと言えばクリスマス。その準主役級の座に君臨するのがクリスマスケーキ。その上に飾られている果物はやはりイチゴでしょうか。 旬のイチゴだからね、と思っているなら大間違い! 12月の高いイチゴの裏事情とイチゴ以外で作れるクリスマスケーキをご紹介します。
イチゴの本当の旬は?
真っ白な生クリームに真っ赤なイチゴ。雪の中にいるサンタを連想させるためか、王道のクリスマスケーキで人気が高いですね。 人気がある、つまりイチゴの注文が増えることから、イチゴ農家の方は頑張って生産するのです。しかし、本当のイチゴの旬は4月~初夏の温かい季節。旬でない時期の生産には多くの努力とコストがかかっているのです。
クリスマスシーズンのイチゴが高い訳
ではどうやって旬でない時期にイチゴをたくさん生産するのか? ご想像の通りハウス栽培です。 春の気候を作るために、電気やガスなど多くのエネルギーが使われています。設備を使用するためのコストがイチゴの価格に上乗せされ、12月の高いイチゴが並ぶというわけです。もちろん環境への負荷もかかっていることもお忘れなく。
イチゴがなくても問題なし!
でも! クリスマスらしいケーキも食べたいし、価格も抑えたい、できれば環境にも配慮したい!ワガママにもそう思ってしまうのが人間の性。 ならば、旬の果物を使ってケーキを作ればよいのでは? そこで早速作ってみました! りんごとみかんのクリスマスケーキ。イチゴがなくても問題なく作ることができました。旬のリンゴとみかんは価格も安く、ケーキとも高相性です!
このケーキの作り方は?
りんごは皮ごとスライスして赤ワインで蒸し煮に。りんごの皮にはポリフェノールがたっぷり入っているので、皮ごと使用するのがポイント。 12月に出回る「サンふじ」は甘みと酸味のバランスが良く、ケーキとの相性も抜群! 赤ワインが大人のクリスマスカラーを彩りますね。みかんは外皮と内皮を取り除き、房の形で使用。フレッシュなのでビタミンCも摂取できます。 準備が整ったらスポンジケーキに生クリームをぬって、果物を並べてデコレーションするだけ。意外と簡単に作ることができます。リンゴの蒸し煮はたっぷり1個分を用意し、スポンジの間に満遍なく挟みましょう。みかんはトッピングのみがオススメです。
粋なケーキで乾杯!
何かとお財布からお金が出ていく年末。適度な節約をしながらも、イベントごとはしっかり楽しみたいですよね。そのスタートとして季節外れの高いイチゴを卒業してみてはいかがですか? 今年は安くて美味しい、「リンゴとみかんのクリスマスケーキで乾杯!」というのも粋ですよ。旬を理解し、その時期だけ食べられるありがたみを感じることで、節約にもなり環境にも優しい配慮へとつながるのです。