いつでもどこでも、さらにハードに、全身を鍛えられるエアロバイクを開発する
エアロバイクをご存知でしょうか。自転車のようにペダルをこいで有酸素運動をおこなうマシンです。 サイズ的にも金銭的にも、家庭に導入するにはハードルの高いマシンのひとつと言えます。 「ペダルをこぐ」という一点に絞れば、マシンがなくてもエアロバイクのような運動はできるはず… そこで、エアロバイクを使わずにペダルをこぐ運動ができないかと考え、実証してみました。
一輪車でエアロバイクをする
エアロバイクという言葉になじみがないかたもいると思います。 エアロバイクは自転車のようにペダルをこいで脚を鍛えるマシンです。 スポーツクラブなどマシンエクササイズができるところにはだいたいある、メジャーなマシンです。
最近のエアロバイクはすごいんです。ITなのです。 素晴らしいことではあるのですが…そんな手の込んだものでなくても私はいいと思うのです。 ペダルをこぐ、それがエアロバイクに必要最低限の機能ではないでしょうか。 そこで私が目をつけたのが、一輪車です。
この一輪車と座椅子を使い、エアロバイクのように「ペダルをこぐ」エクササイズを開発します。
こうしてエアロバイクが一輪車によって再現されました。「一輪エアロ」と命名します。 これ、相当きついです。腕は倒れないように両手でサドルをホールドし、常に引っ張る必要があります。引っ張った分、サドルが腹筋にめり込むのに耐えなければなりません。全身を鍛えられます。
街に出る
この一輪エアロの利点は、持ち運びができることにあります。 外出すると、微妙な待ち時間ってありますよね。 一輪車を持ち歩くことで、それをエクササイズタイムにできるのです。 エレベータ
家から外に出るまで、微妙に時間を食うのがエレベータ。 スマホをいじろうにもいじったらすぐ到着、電池を食うだけです。 この時間をエクササイズタイムにできれば無駄がないですよね。 狭いスペース、エレベータであっても一輪エアロはできるのか、検証します。
定員4人ほどのエレベーターであれば、一輪エアロを実践できます。 高いフロアであるほど、時間をかけてエクササイズができますね。 ただし、他の住人に見られないようにしないとマンションでの生活がギクシャクします。 踏切
通勤の時間帯となると、信じられないくらい踏切があかないこともあります。 写真のような雨の日なんて、踏切で止まったら家に帰りたいですよね。 そんな憂鬱な時間をみっちりとトレーニングにあてられます。
「早く開けよ!」と思っていた時間が、一輪車を携行することでエクササイズの時間になりました。 しかも、雨でもできることが実証できました。もちろん、背中はぬれます。 滑り台
滑り台をすべる時間は一瞬です。そんな一瞬であっても一輪エアロは2回転半できます。 本当に無駄のないエクササイズマシンであると言えるでしょう。
屋内で真価を発揮する一輪エアロ
屋外で検証してきましたが、このようなステップがついている自転車をこげば、簡単にエアロバイクっぽい運動ができてしまいます。 これさえあれば屋外で一輪エアロを使う意味は薄れます。しかしそれは自転車にまたがれる時の話です。 自転車にまたげない屋内でこそ、一輪エアロが活躍するのです。 トイレ
出そうなタイミングを逃す時ってありますよね。 一輪エアロがあれば、トイレのなかで筋トレしながらもう一度波が来るのを待てます。
トイレという狭い空間でも一輪エアロは有酸素運動ができます。 もちろん、実施するまえに床はキレイに拭き、パンツをはいてからやりましょう。 湯船
浅めにお湯張りをして、湯船のなかでも検証してみました。 一輪エアロの体勢では上半身がお湯に浸かっているため、ある意味半身浴しているといえます。 風呂場なので、トレーニングで汗をかいてもすぐに流せます。最高の環境じゃないですか!
服を着ておらず、床面も硬いため、こぐたびに背骨がゴリゴリこすれます。これは痛い! ここから自力で一輪車を浴槽から出し、自力で起き上がるのも結構大変です。上級者向けですね。 そしてきちんとお伝えしておきます。 安心してください、(下は)はいてますよ! 寝るまえ
寝る直前に一日を振り返り「あ、今日全然運動してねーや」と思ったりしますね。 枕元に一輪エアロがあれば、起き上がることもなくすぐトレーニングできます。
寝る前の一輪エアロはきちんと洗ってから、もしくは屋内用一輪車を買いましょう。 布団が砂で汚れます。
一輪車のポテンシャルはまだまだ底知れない!
このように屋内外、場所の広さを問わず、一輪車さえあればペダルをこぐ運動が可能です。 検証を重ねると、ペダルをこぐ以外にも一輪車を活用した運動を発見できました。最後に紹介します。 一輪車を持って腕の上げ下げ
一輪車そのものは結構重いです。ただ上げ下げするだけでも運動になります。 まっすぐに上げるのは意外と難しく、体のゆがみやバランスを確認することもできます。 エアロハンドバイク
ペダルを握り、腕で回転させます。回すたびに一輪車の軸がぶれるので、腹筋に強くひきつけ、自分の体幹もしっかりと維持しなければなりません。いろいろ検証しましたが、これが一番実用的です。
コスパも最高!
一輪車の価格は5,000円前後。エアロバイクの価格は20,000~30,000円のようです。 この汎用性と価格に加え、まだまだ応用可能なポテンシャル…鉄アレイ、ゴムチューブ、バランスボールの、「家庭のエクササイズアイテム3種の神器」に一輪車が加わる日も近い気がします!