マイナス200kcalダイエットに挑戦する
ラーメンは間違いなくおいしいのに、罪悪感と葛藤しながら食べているときがあります。 それはラーメンのカロリーが高いからでしょう。おいしいラーメンを、カロリーを気にしながら食べる。それこそ不健康ではありませんか! あらかじめラーメン1杯分のカロリーを燃やすことで、健康的にラーメンを食べてみました。
ラーメンに秘められたエネルギー
今回は私が思う一般的なサラリーマンが使うであろう2,400kcal(キロカロリー)を基準に、それよりも余分にカロリーを消費することでこってりラーメンのカロリー約1,000kcalを浮かせます。 ところで、ラーメン分のカロリーを燃やすこと=葛藤がなくなるのでしょうか? もう200kcalさらに燃やせば、葛藤なく幸福感と余裕を持って、ラーメンを食べられるはずです。
カロリーの計算
今回はカロリーの計算にMETs(メッツ)という単位を使用します。 METsを使うことで、私達に身近な行動のカロリーを算出できます。
例えば、「手や膝をついて浴室や浴槽磨き、ほどほどの労力」という行動のMETsは3.5。 体重50kgの人が一時間風呂掃除をすると…3.5×1×50×1.05=183.75kcal消費します。 いろいろな活動にMETsが設定されています。ちょっと変わったものもありました。
先生っぽいお話はここまでにして、お休みを一日、ラーメンのためになげうった男のお話にうつります。
朝、地域の行事に参加して燃やす
ただカロリーを燃やすだけではつまらないですし、長続きしませんよね。 カロリーを燃やして「仲間を増やす、地域を知る」という発想をしてみましょう。 ということで、町会のお祭り準備に参加してきました。
普段通るあのお店のご主人、よく自販機でお茶を買っているおっちゃん…知ってる人が町会の活動に参加していました。そして、荷物の運搬や強く引っ張るという行動が非常に高METsでした。 METs…6.0 カロリー燃焼量…約 1,512kcal
昼、燃やしながらラーメンの代金をつくりだす
カロリーを燃やすことでお金になると、やりがいも生まれるものです。 普段バイトさんに依頼しているコインランドリーの掃除を自分でやり、カロリーを燃焼しつつ浮いたお金をラーメン代にします。あわせてバイトさんがきちんと仕事してるかをチェックもできます。
ラーメン代 2,000円を自ら稼ぎ出しました。そして、バイトさんはきちんと仕事をしてくれていたとわかりました。蒸し風呂状態だったため、算出したカロリー以上に燃焼したと思います。 METs…3.5 カロリー燃焼量…約661.5kcal
夕方、デスクワークのMETsを高める
デスクワークだとカロリーが燃えにくい。体を動かしていないからしょうがない。 そんな姿勢では健康的にラーメンを食べる資格はありません。工夫の余地があるはずです。 解決するために筋トレ用のゴムを用意しました。これでタイピングのMETsを高めます。
アホくさいですが、体にかかる負荷は相当なものです。 このタイピングをすることで、本当の意味で健康的にラーメンを食べられるならば安いものでしょう。
夜、さらに上を目指す
そもそもタイピングを手でおこなうという発想がカロリーを燃やしにくくしています。 アゴでキーボードを打てば使う筋肉が増え、通常のタイピング以上にカロリーを燃やすはずです。
これはアホくさいです。認めます。ですが間違いなく、ものすごく燃焼しています。 通常のMETsは1.3。負荷から推測するに、スーパーアゴタイピング2のMETsは4.0はありそうです。 METs…2.5(ずっとスーパーアゴタイピング2ではなかったため、平均値を考慮して) カロリー燃焼量…約472.5kcal
ラストスパートで燃やす!
ここまで累計2,646kcalを消費しました。 ここからラストスパート、高METsの運動を自らに課します。
縄跳び30分、家財道具運搬30分、ジョギング1時間により、1083,6kcalを燃焼しました。 合計すると3729,6kcal。休日丸一日使って、ようやくこのカロリーを燃やしました。
ラーメンを食べる!
ついに…普通に一日過ごしただけでは葛藤しまくりの、深夜こってりラーメンに繰り出します。 この企画が決まった時からこってりと言えばここと決めていた、らうめんしんかさんにお邪魔しました。
至福!福至る!…のはずが。私が持った感想は違いました。
そう。3,600kcalの消費で疲弊しきった体では、1,000kcalを吸収するのはしんどいのです。 もちろんこってりしたなかにもくさみのないスープはおいしいし、角煮の脂も体に染みわたります。 夜中の24:00にラーメンを食べている葛藤もないのに、好意的に受け付けてくれないのです…
食べるより寝たい。
言うまでもなくラーメンはおいしいです。 しかし、燃やしたカロリーよりたまった乳酸のほうが多く、飯はいいから早く寝たい衝動に駆られてしまいました。そして一日中汗を流し続けたため、軽く熱中症だったような気もします。 ラーメン分のカロリーを燃やしてから食べても、おいしく食べられるわけではないようです。
スポーツクラブに通ったほうが手っ取り早い
今回使ったMETs。気温、湿度は考慮されていません。そして、METsが設定されていない動作のほうが圧倒的に多いです。あくまで目安の範囲として、この数字を使っています。 また、前もってカロリーを燃やしてからラーメンを食べましたが、=太らないということではありません。食べてすぐ寝てしまっているので、結局食べた分は燃焼されていないからです。 あくまで、葛藤せずにラーメンを食べるための一つの方法を検証した!ということです。 専門家の指示のもと運動したほうが正確な数字を求められ、成果もあがりやすいでしょう。 丸一日かけて燃焼するよりも、スポーツクラブに通ってすこしずつ基礎代謝をあげたほうが楽なのです。