猟犬とウォーキングをすると劇的に痩せる
ダイエットにはウォーキングがいいと聞く。ただ一人でウォーキングというのは退屈な気もする。飽きてしまい続かないのだ。 そこで犬の散歩を兼ねて、ウォーキングをしたらどうだろうか。一人で歩くより、習慣になるし、運動量も増えて、ダイエットになるのではないだろうか。
ウォーキングダイエット
ランニングや筋トレなどはダイエットに有効だけれど、キツくて続かないという人も多いと思う。私もその一人でランニングをはじめたが、翌日にはやめた。キツいと体にいいと分かっていても続かないのだ。
そこでキツくなく、比較的簡単に続けることができるのがウォーキングだ。散歩と言ってもいいかもしれない。毎日歩くことでダイエットになるし、ランニングに比べれば、キツくないので続けることもできる。
では、ウォーキングではどのくらいのダイエット効果があるのだろうか。毎日続けることでダイエットになるが、一回のウォーキングでどのくらい痩せるのか、調べてみようと思う。
普通のウォーキング
ウォーキングをする前の体重は「63.50キロ」だった。早速1時間のウォーキングをしてみようと思う。ゆっくりと流れる景色を見ながらウォーキングを楽しもうではないか。
自分のペースでウォーキングを楽しむ。夏なので多少は暑いけれど、山の中にある村を歩いたので、普段は見ることのできない自然に触れ、心も体も満足できるような素晴らしいウォーキングとなった。
デスクワークが多く、運動不足なので、少しキツくなると歩くペースを落とす。また見慣れないものを見ると立ち止まり、その発見に感動を覚える。なんて優雅で、上質な時間の過ごし方なのだろうか。
ダイエットとしてウォーキングをしているけれど、自分のペースなので、運動という感じはしない。ダイエットとしての効果はあまり望めないかもしれない。でも、それでいいのだ。上質な暮らしとはこのようなものなのだ。
1時間のウォーキングを終え、体重を測ると、誤差の範囲と思えるような変化だった。50グラムしか減っていないのだ。確かにキツくないので続けることができるけれど、ダイエットしてはあんまりかもしれない。
猟犬とウォーキング
よりダイエット効果が望めるように、犬とウォーキングをしてみようと思う。犬と一緒にウォーキングというのも、なかなかに上質な暮らしなのではないだろうか。
今回のこの犬は「猟犬」である。猟師と共に猟に出かけ、鹿や猪を追いかけるのだ。猟に行けば一日で山の中を数十キロ走るのは当たり前。スタミナが有り余っている犬だ。上質な暮らし感が一気に皆無になった。
猟がない日は散歩させるわけだけれど、そんなスタミナがある犬だから、元気がありすぎて、一人の時の、あの優雅なウォーキングはない。犬が牛の突進のごとくリードを引っ張り、走っていく。それを止めようとリードを引っ張り、時には犬の力に負け、一緒に走ることになる。
もはや筋トレとランニング
猟犬には大きく分けて和犬と洋犬があり、こちらはハウンドという種類の洋犬だ。この猟犬の名前は「ヒメ」で、軽く二桁の鹿を仕留めてきたベテランと言える。間違いなく、ヒメと戦ったら私が負ける。
一人でのウォーキングは当たり前だけれど、自分に主導権があり、別荘で休日を過ごすお金持ちのように優雅に歩けた。しかし、猟犬だと主導権が猟犬にあり、私はその小間使いみたいになる。全然優雅なウォーキングではないのだ。
普通の犬を散歩させたことはあるが、普通のウォーキングとさほど変わらなかった。散歩させないとダメなので、ウォーキングの習慣はつくが、一人でのウォーキングとはダイエット効果は変わらない。しかし、猟犬だとこんな感じ。もはやスポーツだ。
1時間のウォーキングが修行のようだった。腕と腰が痛い。しかし、今回猟犬を貸してもらった村では、おばあちゃんも猟犬を散歩させていたりする。お会いすると分かるが、足腰がその歳とは思えないほどに強かったりする。答えは猟犬なのだ。
普通のウォーキングした時よりも、猟犬とウォーキングした時の方が、はるかに体重が減っていた。効果は10倍。これを毎日すれば確実に痩せるし、筋肉質になると思う。猟犬とのウォーキングは、同時に筋トレにもなるのだ。
猟犬を飼おう!
動物を飼うには責任を持って飼わなければならない。毎日ランニングする、以上に覚悟が必要だ。しかし、飼えば間違いなく痩せると思う。猟犬のスタミナとパワーはすごい。ウォーキング後、猟犬はケロっとしていたが、私はゲロを吐きそうだった。凄まじいウォーキングだ。
撮影協力 多摩川源流大学http://genryudaigaku.com/