食べたメシの怨念で痩せる…メシの恨みダイエット
私たちは何かを食らうことで生きています。当たり前のこと…なのでしょうか。 食べられる側からしたら、「食べられる=死」ですから、食べる側を恨むに決まっています。 そんなメシの恨みを感じることで食欲を抑える「メシの恨みダイエット」を考案しました。
一食で発生する恨みの量はハンパではない
私たちは一日三食食べます。 一体どれほどの量を食らっているのでしょうか。
メニューはしめさばに牛肉の煮物、サラダです。 さらに細かく見るとキャベツ、しらす、トマト、きゅうり、さば、牛…かなりの命を喰らっています。 一食だけでも相当な恨みを買っているのです。
メシがどんな恨みを抱いているのか考える
メシの恨みダイエットを始める準備として、まずはメシの恨みを抽出していきましょう。
食べましたね。これで命を食らったわけです。恨みが発生しました。 ここから発生した恨みを視覚化していきます。
視覚化したことにより、食事をしていると否応無しに恨みが視界にはいってきます。 それにより生まれる申し訳なさや恐怖で食事の量を減らす…これぞメシの恨みダイエット!
ダイエットスタートから1週間後
新たに6品の恨みを抽出し、恨みのテーブルクロスが完成しました。 よく見ると恨みっぽくないものもありますが、この色合いで祝福されるのも意外ときついものです。
食事をしてみると、恨みの力に加え、この真っ赤な色が食欲を削いでいきます。 そして、写真左下のケガニのように、姿そのままの料理は本当に恨まれているようでかなりつらいです。
このあたりから部屋の奥の方がなんだか気になるようになってきました。 恨みの力が何かを呼び寄せるような、逆に私のなかから何かを抜き去るような… 不吉な空気感が我が家を包み込んでいるようです…
ダイエットスタート2週間後
さらに8枚の恨みを抽出しました。 食事をしようにも、恨みでお腹いっぱいという感じです。
毎日食べ物の恨みを考えていると、かなり変わった恨みも感じることができるようになりました。 一例を紹介しましょう。
ダイエットスタート3週間目
ラストスパートをかけるため、日常生活に関わるところにも貼ってみます。
食卓を飛び出した恨みの力。部屋の中を動き回るたびに胃がもやもやします。 そしてこのあたりから私の睡眠にも異変がでてきました。
夢を見ていたのかわかりませんが、夜中に変な汗をかいて起きる頻度が増えたような気がします。 恨みを集めて3週間。来るとこまできちゃったなぁ…という感じです。
ダイエットとしてはどうなのか。
こうして約3週間食べ物の恨みとともに生活をおこないましたが、体重が落ちていなければ無意味です。 気になる体重は…
予想以上に効いてしまい、1.5kgほど痩せました。 食べたものを記録するレコーディングダイエットなるものがありますが、まさにそれと同じように、食べたものを印刷して恨みごとを書いて貼り出すだけでダイエットになるのです。 しかし、楽なダイエットには当然副作用がありました。
本人はにこやかにしているつもりなのですが、どこか狂気じみています。 恨みの力…恐るべし。体重とともに人としてのなにかも失われた顔になってしまいました。 恨みの力は底しれません。意外なほどに痩せましたが、霊感のある人やメンタル弱めな人には絶対にマネをせず、スポーツクラブに行ってください!