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健康を考えて自宅で富士登山に挑戦する

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登山は健康的なアクティビティですが、なかなか手軽にはできないですよね。誰でも手軽に登山気分が味わえる方法を考えました。 その名も…家登山!登山の入門として提唱するため、自宅で3776m登ってみることにしました。

自宅マンションで登山???

言ってる意味がわからない!みなさんの心の叫びが聞こえますが、まず登山について整理しましょう。 登山ということを突きつめていくと「高いところに登ること」だと思うのです。 体力の限界ギリギリで登頂し、達成感を噛みしめることが登山の醍醐味ではないでしょうか。

高いところは山でもビルでも、開放感がありますよね。
高いところは山でもビルでも、開放感がありますよね。

今回の舞台は8階だてのマンションです。 ワンフロアの高さを約3.5mと仮定して、8階まで登れば約25m登ったことになります。 これを152回繰り返せば、標高3776mの富士山を登頂したことになります。 「高いところに登る」という登山の根本と達成感は、家で体験できるのです。

この高さを152回…なんだかピンとこない数字です。
この高さを152回…なんだかピンとこない数字です。

登山家のかたに「登山舐めるな!」と言われそうですが、私はこう言いたい! 家登山ができない人が山に登る。それこそ危険が伴う…まず自分の体力を知るべきだと! 登山の大変さを家で経験しておくことで、本番の山登りで必ず役に立つはずなのです。  

以前山を舐めて痛い目にあった記憶があります。
そんな思いをしないための家登山です。
以前山を舐めて痛い目にあった記憶があります。 そんな思いをしないための家登山です。

しかも、初心者にはうれしい以下のようなメリットがあります。 登山道具をそろえる必要がないので、お金がかかりません。 近くにコンビニや自販機がありますので、飲食が自由です。 気圧の変動がないため、高山病になりません。 どう頑張っても道に迷いません。 いつでも山小屋(家)で休憩できます。 家でできるので、仕事を休まなくても大丈夫です。 …こうして並べると、本当に登山入門として最適な気がしてきました。

レッツ家登山

それでは、3776m登ってみましょう。まずは装備の確認をします。 家登山に重装備は必要ありません。必要なものは家に取りに帰れます。 家になければショッピングセンターに行けばいいのです。 靴だけしっかりとした運動靴を用意しましょう。

今回の装備はこれです。基本的には家の鍵さえあればOKです。
顔が寝起きですが、寝起きでもさっとできる手軽さなのです。
今回の装備はこれです。基本的には家の鍵さえあればOKです。 顔が寝起きですが、寝起きでもさっとできる手軽さなのです。

どんどん登っていきます。 景色を眺めるのは登山の楽しみの一つですが、当然何度も同じ景色を眺めることになります。 この点だけかなり不満ですが、必ず同じ高さの段差を登るため、体は意外と疲れません。

ほんとに地味な運動です。写真にバリエーションをつけたくてもつけられません。
ほんとに地味な運動です。写真にバリエーションをつけたくてもつけられません。
25m登るのに必要な時間は約1分でした。
25m登るのに必要な時間は約1分でした。

今回の目的は富士山を家登山で登頂することです。下山は含めません。 ということで、下山にはエレベーターを使います。 使用頻度が高い時間は避けて、住んでいるかたがたにご迷惑にならない範囲で使いましょう

この数十秒のエレベータータイムがいい感じに息をととのえてくれます。
この数十秒のエレベータータイムがいい感じに息をととのえてくれます。
ずるくもなんともありません。登頂だけを考えているのですから…
ずるくもなんともありません。登頂だけを考えているのですから…

ご飯タイム

ペースよく登っていると、30往復(210階分)、約735m登ったところで空腹に襲われ始めました。

家登山とはいえ、階段のぼりはハードです。腹も減ります。
家登山とはいえ、階段のぼりはハードです。腹も減ります。

本来の登山だと、山小屋や持ちこんだもので食事をとるのでしょう。 しかしいまいるところは自宅の敷地内。地元のいつもの味をいただくことができます。 結構頑張ったので、ご褒美にラーメンにしましょう。

いつものあそこにします。
いつものあそこにします。
塩ラーメンにしました。
塩ラーメンにしました。
登山中に食べるラーメンはいつもよりうまいです。
登山中に食べるラーメンはいつもよりうまいです。

食事後も頑張って登り、今日だけで560階分、約2000m登りました。 家登山なら夜でもできます。近隣のかたに音で迷惑をかけないように配慮しましょう。 またエレベーターが発する音は近隣のかたにご迷惑かもしれません。夜の下山は階段を使います。

死んだ魚のような顔ですが、案外まだまだ大丈夫です。
死んだ魚のような顔ですが、案外まだまだ大丈夫です。

今日は山小屋に泊まります。

夜も更けてきたので、今日は山小屋(自宅)に宿泊することにします。 登山では山小屋に泊まって翌朝山頂にアタックしたりもしますよね。 山小屋に泊まるのは登山において普通のことです。ルールには違反しません。

共同バストイレ付で個室と考えると…ハイグレード山小屋…!
共同バストイレ付で個室と考えると…ハイグレード山小屋…!

枕がいつもと同じですし、布団の柔らかさもいつもと同じ。本番の山小屋より絶対安眠できます。 翌日は仕事もありますが、合間を縫って家登山したいと思います。

富士家登山2日目

おはようございます。 意外も筋肉痛なく、コンディションは良好です。 仕事に行った後、夕方の登山に励みます。

少し腿にモヤモヤした感じがありますが、まだまだいけます。
少し腿にモヤモヤした感じがありますが、まだまだいけます。

腰に来た…でも大丈夫

ついに100往復(700階分)、2500m地点に到達したところで、腰にきました。 このように、もし本当の山で登山中に体の不調が出てしまったら、シビアな選択を迫られます。 しかし家登山ならば選択の余地はありません。そのままかかりつけの接骨院に行けばいいのです。  

普通膝に来るんじゃないの?と思いがちですが、腰が先にきてしまいました。
普通膝に来るんじゃないの?と思いがちですが、腰が先にきてしまいました。
いつもの接骨院に行きます。
いつもの接骨院に行きます。
今日はどうしました?
自宅で富士山登ってたら腰が痛くなっちゃって。
え?なにしてんすか笑!
今日はどうしました? 自宅で富士山登ってたら腰が痛くなっちゃって。 え?なにしてんすか笑!

腰の痛みも和らぎ、今日で何とか120往復(840階分)、約3000m地点まで登りました。 足は痛むというより、気持ち悪いです。ムカムカした感じがします。山道ならバランスを保つために様々な筋肉を使うのでしょうが、家登山は悪路がないので、筋肉痛にならないのかもしれません。 明日で登頂します!

富士家登山3日目

おはようございます。 とうとういままでの疲労が出てきました。階段を登ると苦虫を潰したような感覚が腿にあります。膝にもかなりのダメージが蓄積されているようです。いままでなんともなかったのが嘘のようです。 しかし…ここまで来てあきらめる選択肢なんてありません。すぐ隣が家なのですから…! あとちょっと頑張って、終わったらすぐ寝ればいいのです。

すぐ横が家だからという理由で、変なガッツがでました。
すぐ横が家だからという理由で、変なガッツがでました。

152往復(1064階分)3776mの登頂の瞬間です。 3日にわたる階段のぼりがついに終了です。

とにかく、精神的につらかった!
とにかく、精神的につらかった!

せっかく富士山を登頂したら、御来光を拝みたいですね。 残念ながら、日の出は建物の裏手でないと見ることができません。 ということで御来光の逆、御行光(日の入)を拝みましょう。 3776mのぼって拝む御行光…それがこちらです!

いつもの景色なのであまり感動がない…その少ない感動に浸る時間すらなく日常に戻れます。
いつもの景色なのであまり感動がない…その少ない感動に浸る時間すらなく日常に戻れます。

体験してみた感想は、思ってたよりつらくなかった、ということです。 もちろんつらいですよ。しかし想定以下ということです。簡単な気持ちで登山に挑む人の気持ちを引き締めることができると思っていたのですが…3776mって意外と楽!なんて気持ちを持ちかねません。 手軽すぎるのです。

最初の最初はスポーツクラブがよい

とにかく手軽な家登山。結論は登山というよりウォーキングの延長という感覚でした。 しかしこれでは当初お話した登山の醍醐味を感じられません。やはり山でないとだめなのでしょう。 そう考えると、最初の最初はスポーツクラブがいいのです。トレーナーさんに「登山に向けた体づくりをしたい!」と伝えれば、必要な体づくりをプランニングしてくれます。 その先にこそ、登山の達成感があるはずです。

3776m登り切って、神聖なる御行光を眺める私の顔です。
普段はこんなきったない顔していません。疲れが出ているだけです。
3776m登り切って、神聖なる御行光を眺める私の顔です。 普段はこんなきったない顔していません。疲れが出ているだけです。
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