【高地トレーニング?効果は?】現役ラガーマンが全てを教えます!
関東ラグビーフットボールトップイーストリーグDiv.1の「クリーンファイターズ山梨」でプレーをしています。なんと言ってもラグビーはぶつかるスポーツなので、日々の筋トレはかかせません。≫所属クラブ:クリーンファイターズ山梨
#筋トレ馬鹿?
高地トレーニングって知ってますか?30分歩くだけで2時間分の運動効果、ダイエットにも効果的で美容効果やアンチエイジングまで効果大???高地トレーニングの事を知りたいあなた!是非一読下さい!
皆さん日頃運動はしていますか?
ダイエットも今一上手くいかない、または自分の身体のパフォーマンスをもっと高めたいと思っているあなたへ!
米でブームを巻き起こしている高地トレーニングスタジオの「ハイアルチ」が、日本初上陸しました!
ハイアルチとは(ハイアルチチュード=高地環境)の略。覚えてくださいね~w
既に、有名マラソンランナーやサッカー選手など、数多くの一流スポーツマンの方々も使用しており、
その中でも、サッカー浦和レッズ所属の槙野選手が有名です!
ハイアルチは独自開発した設備で作り出された2500m級の山と同程度のトレーニングが出来ちゃいます。ホントに画期的ですよね!
今回は、この気になる高地トレーニング(ハイアルチ)について、現役ラガーマン「ラグ男」が分かりやすくご紹介します。
目次 【高地トレーニング?効果は?】
高地トレーニングとは?
高地トレーニングとは、酸素の薄い高地でトレーニングを行い、赤血球やヘモグロビンや血液量の増加を促し、最大酸素摂取量を高める事で運動能力向上につなげるトレーニング方法です。
高地トレーニングといえば、昔からマラソン選手が標高の高い国へ出向き、トレーニングしているのを良く耳にした事はございませんか?
実際に標高が高い国の代表的なのが、ケニアやエチオピアですね。
普段から標高の高い所で生活をしているので、マラソンのオリンピックメダリストのほとんどはケニア人選手やエチオピア人です。
やはり、普段から負荷がかかった標高に慣れているので、心肺機能も勿論の事、私達日本人よりか強いわけです!w
高地トレーニングの効果は?
【酸素運搬・消費力アップ】
低酸素の環境は、人間の酸素運搬機能に影響を与えます。
酸素を十分に行き渡らせるため、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと、筋肉中に酸素を運ぶミオグロビンが増加します。
高地に比べ十分な酸素のある平地に戻ると、以前よりも酸素の運搬能力や筋肉での酸素消費能力がアップしているので、パフォーマンスの向上がみられます。
【持久力のアップ】
全身持久力を計る指標として、1分間で体内に摂取できる酸素量を量る「最大酸素摂取量(VO2MAX)」というものがあり、この値が高いほど持久力が優れているとされます。
高地でトレーニングを行うことで、酸素の運搬能力・筋肉での酸素消費能力が高まり、最大酸素摂取量が向上します。
また筋肉への酸素供給が十分に行われるため、全身持久力と共に筋持久力も向上する効果が期待できます。
【ダイエットや健康増進の効果アップ】
低酸素の中で運動をしますと、筋肉中のグリコーゲンが積極的に使われます。
それが一つの刺激となって、筋⾁内のグリコーゲン量の増加が引き起こされます。
同時に、運動時のエネルギーを生成する筋肉中のミトコンドリアが増えることで、脂肪の燃焼能力も向上します。
低酸素下での運動中は普段よりも糖を多く使い、運動後は脂肪を多く使うようになる事でいつもより食欲が減るということです。
食欲を増進させるグレリンというホルモンがあるのですが、低酸素の環境下で運動をすると、このホルモンが大きく減って、その後の食事量が実際に減ることが研究で明らかにされています。
日本初上陸した高地トレーニングスタジオ「ハイアルチ」
「ハイアルチ」は、マスクなしで低酸素状態を作り出し、高地トレーニングを行える日本初のスタジオです!
低酸素のトレーニング自体はもちろん日本にもあるのですが、マスクをつけて低酸素状態を作り出す大掛かりな設備のものが一般的で、トレーニング自体が高額なため一般の方が通うのが難しいという現状がありました。
そんな常識を覆し、空間をまるごと高地状態にすることで、高地トレーニングを日常での手軽なものとして提供しています。
オーストラリアでは低酸素の運動が盛んにおこなわれているので、実際に現地までトレーニングを見に行って、その経験をもとにマスクをつけなくても低酸素状態を作り出すことができる、「ハイアルチ」オリジナルのマシンを開発し使用しています。
お部屋全体を低酸素状態にしていて、高山病リスクの1つに気圧の変化があげられますが、お部屋の中は常圧のままで気圧を下げたりはしていないので、ご安心ください。 (※高山病にならないようにトレーニングルームも完備されております)
標高が上がると寒さも感じますが、ここ「ハイアルチ」は本当に低酸素状態になっているの!?って感じるくらい平地と変わらない印象を受けるようです。
「ハイアルチ」での主なトレーニング内容は、低酸素状態のルームで自走式のランマシーンを使いウォーキングやランニングを30分。
その際の血中酸素濃度は、85%くらいまで落とした状態を目指します。(過重負荷を避けるためそれ以上は落としません)
血中酸素濃度は、平常状態で健康な方だと95~99%の間。
トップアスリートが意識を飛ばすような激しいトレーニングをしたとしても、平地ではやっと90%になるくらいだそうです。
そこを追い込んでも90%を切ることは難しいのですが、高地状態であれば、さらなる負荷を簡単に作り出せます。
血中酸素濃度の変化は個人差があるので、5分ごとにトレーナーが測定(以下の画像のような装置で測定)して、「時速6kmで歩いてください、時速10kmで走ってください」というように個々に合わせていきます。
このトレーニングをたった30分行っただけで、2時間追い込んだトレーニング効果を得られます。
私は実際に経験してみて、室内は寒いのに身体からは汗がダラダラ溢れていました!
また、今まで16歳以上しか受けることが出来ませんでしたが、10歳以上向けのコース「ハイアルチ・ジュニア」もオープンしています。
個人的な意見ですが、このトレーニングを子供の頃からしていたら、大人になった時に最強の身体になっちゃいそうですね。
私も子供の頃にこのトレーニングをしていたら、今のラグビー人生も変わっていたかもしれないと思いますww
高地トレーニングでの注意点
注意点として、誰もがご存知のことだと思いますが、疲労を感じている時は無理をせず、身体が元気な状態でトレーニングはしましょう。
トレーニングを受ける際に血圧が高い、飲酒から12時間以内の日などは控えましょう。
また、水分補給が凄く大切になってきます!!
血液に負荷がかかるトレーニングですので、お水またはスポーツドリンクを500ml以上飲むように心がけましょう。
低酸素化トレーニングでは、10分足らずで汗を凄くかいてくるので、喉が乾いた状態は脱水しているという事!こまめな水分補給が大事になってきます。
最後に、この3点は守りましょう!「適切なトレーニング方法」「適切な負荷」「期間」
高地トレーニングは、普段かけることが出来ない負荷がかかります。
体の能力を存分に引き出すことが出来る反面、やり方を間違えると逆効果になってしまいます。
上記の「注意点:疲労を感じている時は無理をせず、身体が元気な状態でトレーニング」と【3点:「適切なトレーニング方法」「適切な負荷」「期間」】を守って、パフォーマンスアップに繋げていきましょう。」
以上ラグ男からの「高地トレーニング」の紹介でした。